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2018年03月22日

異国の市場?ヒビヤ セントラル マーケット披露 有隣堂の複合型店舗

都心のど真ん中に昭和の理容店

文具も扱う売店は架空の運送会社をイメージ

 3月29日に開業する都心型商業施設「東京ミッドタウン日比谷」の内覧会が22日行われ、有隣堂(松信裕社長)と、クリエイティブディレクター南貴之氏による複合型店舗「HIBIYA CENTRAL MARKET(ヒビヤ セントラル マーケット)」が報道関係者に披露された。

 「HIBIYA CENTRAL MARKET」は、ミッドタウン日比谷の3階にある小さな街のような複合型店舗。食事や酒、本や衣服など様々なカテゴリーの9つの店舗が軒を連ね、誰もが郷愁や親近感を抱き、居場所を見つけられるように編集している。面積は237坪。

 足を踏み入れると、「HIBIYA CENTRAL MARKET」の象徴であり、本と現実世界がリンクする広がりのある場所となる「Library」が見えてくる。本棚の壁に囲まれた内側は、海外のバザールのように、世界中の洋服や雑貨が並んでいた。

 架空の運送会社をイメージしたモバイル型コンセプトストア「FreshService」では、「有隣堂」、熊本のスペシャリティコーヒー「AND COFFEE ROASTERS」が出店。バスターミナルのキオスクのような売場では、デイリーユースの文具、雑誌、日用品、お土産が揃っていた。

 昼から飲めるという居酒屋「一角」では、唐揚げにハイボール、蕎麦といった肩の力を抜いて食事と酒を楽しめ、ジンブームの流行を取り入れたキャッシュ・オン・デリバリーの屋台風店舗や無添加ワインを集めたポップアップストアもあった。

 軍用テントのファサードが印象的な「Tent gallery」では、オープニング企画として、20世紀を代表する建築家、デザイナーである名匠ジャン・プルーヴェの展示を行う。

 その他、藤井実氏が監修し日本最高峰の衛星管理を誇りながらも、昭和の懐かしさを漂わせる「理容ヒビヤ」、フランスのデッドストックのヴィンテージフレームが圧巻の眼鏡店「CONVEX」、ギャラリーともセレクトショップともつかないユニークなプレゼンテーションを行う「Graphpaper」など、上質な大人の商店街のようでも異国の市場でもあるような、訪れる人によって感じ方が異なる、ミッドタウン日比谷の中でも際立つ空間を創り上げた。

 有隣堂では「書店の再定義という位置づけで、今までと同じことはやらないという発想の元、目的がなくてもいられ、ほっとする居場所をイメージ。訪日客の方にも体験の場としてお越しいただきたい」。

 有隣堂の松信健太郎専務は書店の再定義について、「今回の形がその答えでも最終系でもなく、今後も書店として食べていくためにはどうしたらよいのかを考えていく。南さんとも互いの理解を深めながら協調関係を続け、次につなげていきたい」と話した。


住所:100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷3階

営業時間:店舗スペース 11:00-21:00 飲食スペース 11:00-23:00 (ラストオーダー 22:30)

面積:237坪

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