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2011年09月20日

デジタルとアナログの共存に焦点 エコール見本市、最高の売上記録

5階イベントコーナーはデジタルとアナログを橋渡し(9月16日浜松町)

「ショットノート」開発に携わったキングジム清水氏がイベント館でショットノートのすべてを話した。

 エコール流通グループ(政木藤二郎社長)は、9月16日~17日、浜松町の東京都立産業貿易センターで、「第93回エコール秋の大見本市」を開催、130社が出展し、売上67億1200万円(前年比102.0%)を計上し、1964年の開催以来、春と秋の見本市を通じて、最高記録となった。昨年の第91回秋の見本市も過去最高(65億8200万円)となったが、1年でこの記録を塗り替えた。

 来客数は、主客2676名(前年比102.0%)、随行1636名(同97.4%)の合計4312名。随行の減少傾向を補う主客の増加で、トータルとして微増となり、秋の見本市では過去最高の動員数となった。

 メインテーマは「心と心のネットワーク 繋がる情報 確かな絆」。グループ参加企業数は13社。

 3月の東日本大震災後、初の見本市となった今回。被災した東北エリアからも多数の販売店が来場し、前日の商業施設視察から元気な姿を見せた。2階受付2カ所に募金箱が用意された。

 また電力20%カットの要請に応えるべく、会場の照明を白熱球からLED照明に買え、また3、4、5階の各休憩所フロアに氷柱を用意するなど、節電意識を高めた。

 政木社長は、初日午前の開会式で、「3月11日以降、東北、千葉、茨城などの多くの人が被災し、未だ避難している人もいる。そんな中、昨日のワークショップから本日も数多くの人が来場される。互いに気持ちを伝え、受け止めながらの協力をお願いしたい。見本市は商談の場であると同時に勉強の場であり、後者の色合いが強くなってきている。メーカーは個々の提案を来場される販売店に伝えていただけるようお願いしたい」と挨拶した。

 エコール事務機チェーン、エコール・ステイショナーズ・チェーンの顧客ら、初日9時開始を前に、来場登録を待つ顧客で2階ロビーは混雑し、各ブースでの当日受注件数は前年比101.1%と増加し、2日間とも滞在時間が伸長する中、熱心な商談が行われた。

 文具業界の未来を占う5階のイベント館では、デジタルツールと文具の共存を模索するテーマ「デジタルと手作りの綱渡し」に12社が出展。

 電子書籍やスマートデバイスアクセサリー、電子手書きメモ、スマホと複合機のソリューション、リコーのテレビ会議システムの他、エコールオフィス用品カタログを電子カタログ化したデモなどのデジタルツール紹介とともに、消しゴムはんこ、速習ラッピング、マスキングテープなどの体験コーナーが行われ、日頃得られる情報量の少ない販売店にとっては、最新トレンドを知る機会となった。

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