大手の文具メーカー6社による、法人ユーザー向け展示会「書く・貼る・捺す・綴じる展2009」が、8月25日（10時～20時）、26日（10時～18時）に東京有楽町駅前の東京交通会館12階全フロアで開催され、快晴のもと女性ユーザーを中心に賑わった。開会直後から、おすすめサンプル目当ての女性グループ客を中心に来場が続き、2日間の来場者数は前年比2.6％増の8619名（速報値）を記録した。

　参加メーカーは、キングジム、シヤチハタ、ゼブラ、ニチバン、ぺんてる、ヤマトの6社で、今回で5回目。

　会場構成は、「書く、貼る、捺す、綴じる」毎のカテゴリー別商品ブースで構成するほか、「新商品・おすすめ商品コーナー」と「書く、貼る、捺す、綴じる　なんでも！相談コーナー」を新設。その他、エンジョイ！オフタイムやエコロジー、オフィスに効く！ワンポイント提案の各コーナーが設けられた。

　おすすめ商品コーナーでは、連動してその場で受注ができる特典付きのお買い得セールを実施。注文したユーザーは招待販売店を通じて価格を知り、商品を受け取る仕組みだ。

　事務局では「動員目標は9000名を見込むが、若干微増になりそうだ。今回からより売りにつながるおすすめ商品コーナーを設け、各社それぞれ何がしらの成果が出ている」と期待した。

　またデモでは、実務に役立つPOP文字講座（シヤチハタ）、ビジネスペン字講座（ゼブラ）、ペーパークイリング体験（ヤマト）、はってかさねていろであそぼう（ニチバン）が行われ、無料のためかいずれも盛況だった。出展メーカーは、「不況の今こそ、このようなユーザーへの地道なアプローチを続けることが、後々にいきてくると痛切します」と午前の部で満席のビジネスペン字デモを前にして語った。

　一方、来場ユーザーの7割は購買の窓口となる女性で、午前中は勤務時間内のためか制服姿も見られた。30代の2人連れは、キングジムのミーティングシートを初めて見たようで、「何度でも使えますか」など、説明員に質問していた。