文具・紙製品メーカー51社が集結した通算23回となる「2017新春文紙フェア」（ステーショナリー情報委員会主催）が、1月10日～11日(初日午前9時～午後6時、2日目午後5時まで)の2日間、東京都台東区柳橋の共和フォーラムで1階から5階フロアを使用して開催され、2日間で1068名（初日519名、2日目549名）が来場した。前年同期比86％（181名減）だった。

　出展社から年間テーマを募集、2017年は「Something New　新しさの創造-ひろげよう∞文具の未来∞」をテーマに開催した。来場客数は好天に恵まれたが、正月年始後から三連休明けの週初めの初日という暦と曜日の関係による業務の多忙等で、初日519名（192名減)と出足に影響が出た。

　11日午後3時から2階会場で、来場客と出展社が参加「皆で選んで頂く、文紙フェア大賞」結果が発表され、第1位（金賞）に「C.D. NOTEBOOK WEAR B7サイズ/A7サイズ」（アピカ）が選ばれた。年間テーマ賞では、115件の提案より選ばれた「ひろげよう ∞文具の未来∞」の提案者、松田美池子さん（オープン工業）が表彰された。

　新製品を紹介する「新製品・重点商品コーナー」と「(新企画)実は売れています！コーナー」を設置し、1階で企画商品を見てもらい。各出展社の小間での有意義な商談に結びつけた。

　また「アウトレットセール」「（新企画）出展者カタログコーナー」の企画も実施。来場者へ抽選してもらう「スタンプラリーカード（20社巡り）」は、出展社との接点を作るものとして実施し、フルスタンプ(20社)は173名と多数が参加し、特別賞は10点も用意した。

　10日午前8時40分の開会式で口分田運営幹事は「23回と24回を担当する。酉年の今年年初から明るく前向きな雰囲気が感じられる。新規2社を含めた51社が出展し、5階フロアも使う。今年のテーマは『ひろげよう ∞文具の未来∞』。新年からキーワードとして、継続と未来という言葉が聞かれた。当フェアは春夏の商談の場として継続している。ぜひ活用いただきたい」と挨拶し、続いてアピカ道姓社長が自ら考案した「文紙フェアのうた」を熱唱し、開会した。ヒサゴと春光園（日本製墨書遊）が新規出展した。

　初日は開場の9時前より多数が来場、開場すぐには荷物の預かりも満杯の状況、幸先の良いスタートで午前中は混雑したが、午後からの来場者が思いのほど伸びずに来場者数は減少。滞留時間は長く、じっくりと商談を行なった。

　2日目も前日同様の来場者で昨年並みだったが、切れ目ない来場が続き、他会場との開催バッティングの影響が少ない分、前日同様に滞留時間は長く、各社時間をかけ商談に費やした。

　今回も文具ユニオン、東事協、大東京文具チェーン、東京文具のれん会の4小売団体に開催案内。今後も一般店の来場喚起を継続し、更なる動員増につなげる。

　インターネットからの申し込み数は292名（前年同期比16名増）で、総来場者数のうち27.3％を占め、来場喚起の手法として大きな構成となった。正月～開催の一週間（1月2日～9日）期間の申込件数が30.8％と多く、リピーターが多く目立った。

　2017夏の文紙フェアは、今年7月12日（水）～13日（木）、2018新春文紙フェアは2018年1月10日（水）～11日（木）を予定する。


【2017年新春文紙フェア大賞 受賞商品】

金賞 C.D. NOTEBOOK WEAR B7サイズ/A7サイズ アピカ

銀賞 キットパスあそボディ ASO-1 日本理化学工業

銅賞 Ｋｅｙｉｎ Ｋｅｙ01 サンビー

銅賞 ノックローラー オー[O]eau CBK-15E オート

銅賞 マッチ箱付箋 SKE-0300 ～0309 春光園

6位 　マグネットフックゼロスライドS/M MZR-4W/4K/6W/6K マグエックス

7位　 はにわ＆土偶ケシゴムセット 1609D シード

8位 　めもかん らいおん　033201/033202/033203/033204　デビカ

9位 　新毛筆　古都　桜　40本入りセット　SAW-S-500P/40V　あかしや

10位　 どうぶつの　のり FD6-3N 不易糊工業