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2015年04月10日

マイナンバー制度にも対応 極小細断のシュレッダーを発表 サカエ

各機種4種類のデザインを用意

シュレッダーのセキュリティレベルについて説明する松本社長

 サカエは、官庁や自治体、企業の機密情報、個人情報を復元不可能なレベルにマイクロカットするハイセキュリティシュレッダー「シュレッドギア(Shred Gear) 極美(kiwami)」シリーズ3機種を4月16日から発売する。4月8日の記者発表会で明らかにした。

 同社は、2016年1月から導入されるマイナンバー制度など、紙情報の確実な廃棄(極小細断)へのニーズの高まりに対応するため、新機種を開発。初年度3機種で2000台の販売を計画する。

 販売するのは、裁断チップサイズ0.7mm×3.5mmに超極小細断する「kiwami F6」(税抜1,098,000円)、1.0mm×5.0mmに極小細断する「kiwami F10」(同998,000円)、1.0mm×9.6mmに極小細断する「kiwami F20」(同880,000円)の3機種。女性には負担の大きいクズ箱の取り出しが楽になる「クズ箱レール」や、高級感と静音化を両立させた「ソフトクローズ」などを搭載している。

 同社は、シュレッダーのセキュリティレベルの現状についても説明。ドイツの規格協会が制定するDIN規格では、細断寸法に応じて7段階のセキュリティレベルを設定しており、国際基準として世界で広く通用している。米国国家安全保障局(NSA)では、機密文書はDIN規格の最高レベル7相当の「細断チップの面積5.0m?屐¢1.0mm×5.0mm以下」で処分すると定められている。

 一方、日本国内では、「識別不能なレベルで細断すること」など明確な規定を定めていないケースが多い。一般企業のオフィスで使用されているシュレッダーは、2005年の個人情報保護法の全面施行で導入されたものが多く、セキュリティレベル4が主流となっており、情報管理・廃棄における脆弱性が問題になっているという。

 松本弘一社長は「マイナンバー制度の導入など情報の管理や廃棄にはより厳格な対応が求められていく。機密情報や個人情報の書類には復元不可能なレベルに細断ができるシュレッダーを提案したい」と述べた。

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