コクヨグループのコクヨファニチャー株式会社(大阪市、黒田英邦社長)は、中国におけるオフィス家具内需の獲得を目指し、コクヨのブランド発信、販売強化を目的としたショールーム「Shanghai Flagship Showroom(上海フラッグシップショールーム)」を10月25日から開設した。
同社の中国におけるオフィス家具事業は、2002年に上海に販売現地法人を設立して以来、中国へ進出する日系企業をメイン顧客にオフィス構築サービスを中国各地で展開してきた。
その後、中国の経済成長によるオフィス家具市場の拡大と、デザインや品質にこだわりを持つ顧客層の増加を背景に、2010年から中国のハイエンドからミドルエンド企業を顧客ターゲットに加えて内需顧客のニーズにこたえるバリューチェーン構築を行っている。
具体的には、同年に現地に商品開発チームを設置し、また、タイのオフィス家具メーカーPractika社と製造・販売ライセンス契約を締結。商品開発の促進に努めてきた。2011年1月には、バリューチェーン一本化に本格着手する目的で、マーケティング・企画・商品開発・物流・販売機能を「国誉家具商貿(上海)有限公司」に集約し、現在中国内陸部、沿岸部ともに急速に販売網を拡大している。
さらに2011年に平湖台麗弁公自動化設備有限会社(Tailik社)へ出資・合弁を行って、中国で初めて自社生産能力を獲得した。同年末には新工場を稼動させ、現在、品質・原価力・納期力を向上する取り組みを強化している。
今回開設する同社のショールームは、コクヨブランドの浸透と販売強化の拠点として上海の中心部である人民広場エリアに開設する。
最大の特徴は、ショールーム全体が、コクヨの創造性を表現するデザイン力溢れる空間となっていることで、商品を体感できる展示エリア、営業や商品開発チームが活動するライブオフィス、オフィス空間構築に関する同社の知見やトレンド情報の発信を行うセミナースペースなどを設けた。
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2012年11月09日
コクヨファニチャー、「上海フラッグショールーム」を開設
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