王子製紙グループのアピカは、1987年に発売した大学ノート「C.D.NOTEBOOK」の発売25周年の節目となる2012年に、こだわる大人のためのノート「Premium C.D. NOTEBOOK」(735円～1575円)を発売した。

　「Premium C.D. NOTEBOOK」は、「ペンを書き心地で選ぶように、紙も書き心地で選んでほしい」というコンセプトのもと、本文用紙をはじめ、表紙素材、製本方法、デザイン、ノートを構成するすべての要素にこだわって作った。

　本文用紙は、2種類から選択することができる。「A.Silky 865 Premium」は、Premium C.D. NOTEBOOK のために、王子製紙と共同開発したオリジナルの筆記用紙。

　開発にあたり、モニタリング調査から集められたユーザーの声をもとに、筆記する際にペン先から伝わる感触に焦点をあて、「シルクのようになめらかな感触を実感できる紙」にすることにこだわった。

　万年筆でもボールペンでもシルクのようにさらりとした書き心地を得られるのが特長。

　また、帳簿用紙などとして定評のあるクリーム上質紙を本文用紙使用した商品（Ａ5判のみ）もラインナップに加え、書き心地で選んで欲しいという基本コンセプトに沿った商品構成。

　表紙には星屑のような煌めきが特徴の特殊紙「キュリアスメタル」を使用。フランス製の個性的な高級紙。表紙デザインの飾り罫は、C.D.NOTEBOOK よりもはるか以前、アピカの前身である日本ノートの時代から使っているデザインをベースに新たに描き起こした。

　また、見た目の良さだけでなく製本方法にもこだわり、フラットに開いて書きやすい「糸かがり綴じ」を採用している。綴じ糸には、表紙の色に合わせたカラー糸を使用し、さりげない演出が遊び心をくすぐる。