快適環境の未来型オフィスを
オフィス用品と文具・教材製品および情報の分野で、規模、展示内容ともに世界トップの評価を持つ「ペーパーワールド」(PaperWorld)が、1月27日~30日の4日間、フランクフルトのメッセ会場(60万?屐砲悩鼎気譟∈2鵑蘯荳爐鯡榲?に訪れた。
21世紀に入り急速なIT進歩に対応する事務システムと機器ツールの汎用展開を見据えて、主催者は「近未来型オフィス」の具体的な展開を模索提案している。
今回のペーパーワールドもビジョナリーオフィスを掲げ、健康志向の快適な「フューチャーオフィス」をテーマに挑戦的な会場構成を心掛けた。同時開催のクリエイティブワールド、クリスマスワールド、フローラデコラ(フラワーショー)のトータルでは69か国3023社の出展となり、訪問者数も合計162か国から8万7000名が登録した。
ペーパーワールドは、ドイツ国内から1万1072名、海外146か国から2万2715名の3万3787名が来場した。世界の66か国から、
昨年の出展数(58か国から1520社)を100社以上上回る1640社の出展だった。
内訳は、ドイツから243社に対し、日本を含む海外から1397社が出展した。国別海外バイヤーは英国、フランス、アメリカ、中国、オランダ、ポーランド、スペイン、トルコ、ギリシャの順で多く、傾向としては韓国、ポルトガル、ブルガリア、モロッコからがとりわけ目立った。
日本からのバイヤー登録数は昨年同様、約1000名だった。
全体の傾向として再販売(卸)、輸出入関係、通販業者とネット関連企業が多かった。アート、ホビークラフトに特化した「クリエイティブワールド」には39か国から336社が出展、このフェアだけで104か国から9266名のバイヤーが来場した。
日本からレギュラー出展を続けてきた大手文具メーカーは、2008年のリーマンショックで減少したが、最近は復活組が増えている。その多くは開始まもない「クリエイティブワールド」への出展で、大手メーカーの出展回帰も増加傾向にあるが、日本からの直接エントリーに加えて、現地の法人、代理店名義の申し込みもあり、主催者のプレス発表では出展状況がつかみにくいところだ。
続く …… 詳細は月刊「BUNGU TO JIMUKI」2018年4月号に掲載。
【出展・視察などの問い合わせは】
メッセフランクフルトジャパン株式会社 海外見本市チーム
電話03-3262-8444
メール visit@overseas-fairs.com
www.jp-messefrankfurt.com
文具と事務機のポータルサイト・株式会社ニチマ:文具の業界はあなたのライフ&ワークスタイルを支えています。
ホーム > 特集
特集
2018年03月06日
148か国3万3000名バイヤーが来場 66か国1640社が出展 ペーパーワールドを現地取材
[最近の記事一覧]
- 2024.01.11文具の展示会が連携へ 今年7月「TOKYO STATIONERY WEEK 2024」がスタート
- 2024.01.112022年度の国内文具・事務用品市場前年度比0.2%減の3986億 23年度は横ばい予測 矢野経済
- 2023.12.09香港国際文具フェア2024 来年1月8日開幕 文具売上の半分超をミレニアル&Z世代が占める例も
- 2023.11.02トンボ鉛筆「モノグラフ」シリーズにハイクラス「モノグラフ ファイン」 9年間で累計販売2900万本! 学生層に絶大支持の人気シャープペンシルシリーズ
- 2023.10.072023年度グッドデザイン賞 受賞結果発表 受賞1,548件決定 金賞にコクヨ「ダブルクリップ」