プラチナ万年筆は、日本伝統技法でも特に豪華で華やかな「螺鈿」（らでん）を外装に装飾した多機能筆記具「螺鈿細工　ダブル3アクション」(シャープペン＋ボールペン2色、8400円)を11月29日から新発売する。

　螺鈿細工とは、貝殻の内側光沢部分をスライスしたものを装飾材料として貼付ける技法で、楽器などの装飾に用いられ、のちにヨーロッパ貿易で食器などの装飾品が海を渡り高級品としてもてはやされた。その後は主に漆器などに用いられ、蒔絵技法と合わせた作品が日本を代表する工芸品として現代にも受け継がれている。

　新製品は、美しく仕上げるために大小一枚一枚貝殻どうしが重ならないよう手作業でレイアウトし、丁寧に貼付けされている。ハンドメイドのため同じ柄が2本となく、工芸品と呼べる一本に仕上がっている。