キヤノンマーケティングジャパンは、キヤノン電子製のドキュメントスキャナー「imageFORMULA」シリーズの新製品“DR-C350／DR-C340”を2025年11月上旬から発売する。

　DX化の進展に伴い、文書の電子化や電子帳簿保存法対応など、スキャナーの役割は拡大している。新モデルは、医療機関や自治体などの窓口業務を中心に、高い操作性と省スペース性を備えたコンパクト機として開発された。

　本体にはLCDパネルを搭載し、エラー内容をアイコンで表示して即時復旧を支援。ジョブ登録数は従来機の2倍以上に増加し、最大19種の業務設定を番号選択で簡単に実行できる。スキャン速度やADF原稿積載枚数も向上し、処理効率を高めた。

　また、本体体積を約30％削減し、シリーズ最小クラスの横幅を実現。設置スペースの限られた窓口やカウンター業務にも適している。さらに、上位モデルと同等の画像処理機能を標準搭載し、OCR精度の向上や不鮮明原稿の補正を可能とした。

　同社では、電子帳簿保存法対応ソフト「CaptureOnTouch Pro」との連携を通じ、文書電子化業務全体の効率化を後押しする方針だ。

　価格は「imageFORMULA DR-C350」（税別）94,000円、「imageFORMULA DR-C340」同72,000円。