ゼブラは、インクチューブにサトウキビ由来のバイオマスプラスチックを使用した替芯「BIOTUBE（バイオチューブ） CEK-0.7 芯」と、本替芯を搭載したエマルジョンボールペン「バイオチューブ搭載ジムノック」を9月7日から発売する。

　「バイオチューブ搭載ジムノック」は、ペン本体、替芯、替芯のパッケージにまで環境配慮した業界初のボールペンシリーズ。

　ゼブラは、1997年からボールペンの本体に再生プラスチックを使用することで環境に配慮した商品作りを進めてきた。さらなる環境貢献のため、インクを入れる替芯の材料も環境対応することと、ユーザーに替芯交換をして1本のペンを長く使ってもらうことが必要と考え、環境対応した替芯「バイオチューブ」の開発に至った。

　同社調査によると、環境問題に関心のある人の64％が普段から替芯交換すると答えた。ペン本体を買い替えず替芯交換することで、CO2（二酸化炭素）排出量の削減が期待できる。さらに「バイオチューブ」を交換して使うことで、CO2排出量を73％削減することができる。

　また、従来の替芯のパッケージはプラスチック製だが「バイオチューブ」のパッケージは再生紙40％使用の紙製。日本バイオプラスチック協会が定める、「BP（バイオマスプラ）マーク」の認証を取得している。

　「バイオチューブ搭載ジムノック」のボディには再生プラスチックを使用し、ボールペン本体と替芯、替芯のパッケージまで環境対応することで、環境保護を意識されるユーザーの要望に応える。公益財団法人日本環境協会が認証するエコマークを取得している。

　ゼブラは、来年以降に同社の他の主力のボールペンの替芯をバイオマスプラスチック対応にする予定だ。

　「BIOTUBE　CEK-0.7 芯」は1本パック税込110円、5本パック同550円。「BIOTUBE　搭載ジムノック」は、132円。ボディ色・インク色は、オーシャンブルーグリーン（黒）、アースブルー（黒）、ウォータークリアー（黒）、サンライズコーラル（赤）。