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2022年06月14日

呉竹 「呉竹ウッドガラスペン・千本桜」を発売

レザー調ケース入り

 呉竹は2022年5月27日に、「呉竹ウッドガラスペン・千本 桜」(税込22000円)を発売した。奈良・吉野山の天然桜で作られた木軸と、ガラスペンのペン先も、職人の手作業にて、一本一本丁寧に作りあげられた「呉竹ウッドガ ラスペン・千本桜」。全国の文具店、画材店、専門店、ECサイトなどで販売される。


【商品特長】

■~ガラスペン誕生から、120年~
 ガラスペンは明治35(1902)年に日本の風鈴職人によって開発されたと言われる、日本生まれの筆記用具。時を同じくして、株式会社呉竹も明治35年に創業。120周年を迎えた2022年、「呉竹ウッドガラスペン・千本桜」を呉竹創業120周年記念にふさわしい筆記具の一つとして発売した。

 世界遺産にも登録されている奈良・吉野山。吉野桜の木から削り出された木軸は自然の温もりを感じられ、使うほどに手に馴染む逸品となっています。

 透明で美しいフォルムのガラスペン先は、ガラス作家・田嶋嘉隆氏 (福井県・スタジオ嘉硝)にて作られています。木製のペンレストも、同じ天然木の桜の木で作られています。ガラスペンを優しく置ける柔らかな形状にそっています。ガラスペンは、職人の手による完全ハンドメイドでしか制作することができない筆記具です。インクが馴染む、なめらかな書き味。

■吉野山の天然桜
 軸に使用している材は、吉野山の天然桜。世界遺産にも登録されている吉野山。吉野の桜は約1300年前、修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が山桜の木に金剛蔵王権現(こんごうざおうごんげん)を刻んだことから、御神木として崇められるようになったと伝えられている。

 吉野山の桜は保全の目的以外での伐採が禁止されており、その起源 がこの約1,300年前に遡ります。桜の枯れ木といえども薪にさえせず、「桜一本首一つ、枝一本腕一つ」と云われるように厳しく伐採が戒められたといいます。山全体を通して桜が美しい吉野山ですが、特に桜が数多く集まる所は「一目に千本見える豪華さ」という意味で「一目千本」(ひとめせんぼん) とも言われ、山下の北から山上の南へと順に下千本・中千本・上千本・奥千本と呼ばれている。

 2018年の台風21号で、吉野山にも大きな被害がありました。桜の木にも倒木の被害が及びました。倒木してしまった木は吉野山の保全のために伐採されました。呉竹が本社を置く奈良県の吉野の桜で、「桜」を用いた製品に形を変えて生かしたく、倒木した桜の木の一部を吉野山保勝会様より譲り受けました。そこから木軸適した品質・風合いを高めるために、いくつかある乾燥の手法から「天然乾燥」という、最も時間はかかりますが、最も木材の色やつやが良くなるとされる手法で、自然の力を利用し、乾燥・水分量の管理をしてきました。このたびのウッドガラスペン・千本桜のペン軸は、この吉野山の桜の木で作られている。

 吉野桜の木から削り出された木軸は自然の温もりを感じられ、使うほどに手に馴染む逸品となっています。心を込めて一つずつ手作りされた逸品にて、書くひとときを是非お楽しみいただきたいと思います。レザー調ケース入り。ギフト・贈答品にも最適。(G)

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