あたぼうは、2021年１1月から「飾り原稿用紙」の新作、「赤青纂（あかあおさん）」を発売する。

　新作「赤青纂」は、文房具の代表的製品である赤青鉛筆をモチーフにした原稿用紙。これまでも原稿用紙に飾りをつけるというのは珍しく、また複数の色を使うというのはさらに珍しい状況だった。今回の赤青纂では赤と青だけを使って、鉛筆の削りカスや影まで表現。また、右半分を青の罫線、左半分を赤の罫線で構成しており、よりカラフルに見える。

　デザインは、デザイナーhoririum氏、監修は文具ライターである小日向京氏。先行製品である、「蜜柑網」に続く二色刷りの飾り原稿用紙となっている。

　「赤青纂」の最大の特徴は、二色刷りですが、二色で影や削りカスまでうまく表現している。ぱっと見た感じ、フルカラー印刷にも見えるような工夫がなされている。また、飾り原稿用紙では初めて罫線色を1色ではなく、2色にしたのも特徴で、さらに、柱の部分が非常にシンプルになっている。

　紙は飾り原稿用紙の定番「キンマリスノーホワイト」で、ペンの滑りがよい。文字数は20字×20行の400文字。いつもの飾り原稿用紙のように5文字ごと、5行ごとに区切りがついている。(G)